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640 :クリスマスが今年もやってくる [sage] :2008/12/24(水) 23 50 46 ID aGZLMkj+ あなたはサンタクロースにどんなイメージを持っていますか? 一般には、赤い服に白い髭をたくわえ、白くて大きな袋を持ったおじいさんでしょうか? でも、本物は違うんですよ。本物は赤い服じゃなくて黒っぽい藍色の服を着てるんです。 なんでも、近頃は不法侵入で捕まってしまう仲間もいるので、見付かりにくい服を着ているそうです。 それに、白くて大きな袋なんて持っていません。彼が持っていたのは黒い鞄でした。 中に入っているのは、プレゼントの、宝石がついたアクセサリー等や、仕事に使う秘密道具。 最近の家には煙突なんてお洒落なものがないので、いろいろ道具が必要なようなんです。 そして極めつけに、サンタは白いお髭のおじいさんじゃなくて、若いお兄さんなんです。 おじいさんサンタはもっぱら、どの家をまわるかなどの計画を練る係で、実際に配るのはお兄さんみたいな若者なんだそうです。 641 :クリスマスが今年もやってくる [sage] :2008/12/24(水) 23 52 27 ID aGZLMkj+ どうしてこんなに詳しいのかって? 実は私、去年のクリスマスにあったことがあるんです、サンタに。 嘘じゃないですよ。ちゃんと本人に確認をとったんですから。それにプレゼントも貰いました。一生の宝物です。 この一年間、大切に育ててます。といっても、育て始めたのは二ヶ月前なんですけど。 世話は大変だけど毎日がとっても楽しいです、ホントにサンタには何度お礼を言っても足りません。 だから、捜しました。彼を。 そしたら、すぐに見つかりました。探偵ってすごいですね。みなさんも人捜しするときはお願いしたほうがいいですよ。 沢理 惣佑(さわり そうすけ)22歳、独身、彼女無し。家族は父母と妹が一人。現在は家族とは別居し、アパートで一人暮し。 サンタとしてのお仕事がないときはコンビニでアルバイト。サンタってクリスマスの日以外にも、働くんですね。 彼を見つけたときに、私は一つ、アイディアを思い付きました。とってもステキなサプライズを。 サンタはいつもプレゼントを配る側、だから今回はもらう側になってもらいましょう。 642 :クリスマスが今年もやってくる [sage] :2008/12/24(水) 23 53 58 ID aGZLMkj+ 今夜はクリスマス。きっと彼の帰りが遅いはず。そのすきに部屋に入ってパーティーの準備をしたいと思います。 彼がアパートを出たのを確認したら彼の部屋へ。幸い、部屋の鍵は入手済み。すぐに入れました。 料理は得意なので手料理です。伊達に一人暮しを五年もやってません。飾り付けは苦手ですが頑張ってみました。 プレゼントもちゃんと用意しました。彼が帰ってきたらどんな顔をするでしょうか? 今から楽しみです。 643 :クリスマスが今年もやってくる [sage] :2008/12/24(水) 23 55 01 ID aGZLMkj+ 今年はあげる側の私ですが、今年もプレゼントをもらいたいです。なので、ちょっと料理に一工夫をしてみました。 ああ、そうだ。彼が帰ってくるのを待っている間に、私の宝物にお乳を与えておきましょう。 もしかしたら、彼もこうやって私のお乳を飲むかもしれません。そう考えるだけで胸が張ってきます。 果たして彼は気に入ってくれるでしょうか。このプレゼント《家族》を。 ああ、今年もクリスマスがやってくる。
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クリスマス特別企画(2010年) (イベントの説明予定地) 開始方法 一番左のボタンで主人公の顔画像を指定後、一番右のボタンで開始 顔画像を指定したくない場合は透過PNGなどを用意すれば良い 攻略方法 攻略対象の女の子の選択肢は一番上を選択 攻略対象以外の女の子の選択肢は一番下を選択 人物が出ない選択肢は真ん中を選択 二股厳禁 台詞/対訳 イベント/クリスマス特別企画/セリフ抜粋 イベント/クリスマス特別企画/対訳
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#include2 クリスマスダンジョンについて クリスマスダンジョンについて [#k1711afd] クリスマスダンジョン(1) [#jcc526d4] クリスマスダンジョン(2) [#m206efe7] クリスマスダンジョン(トナカイ(ルドルフ)の部屋) [#mde2391c] クリスマスダンジョン(3) [#o2e47a3a] クリスマスダンジョン(4) [#oc314fde] クリスマスダンジョン(5) [#v1f8a068] クリスマスダンジョン(サンタの部屋) [#kbb21ff4] クリスマスダンジョン(1) ジンジャークエストを完全にクリアするまではサイコロ方式のソロとチームメンバーのみの限定的なダンジョン。 クエストクリア後は通常のダンジョンになる。その場合地域サーバーが違うためかウイング使用不可。 エックスツリー ウィンターファンキー ジンジャーブレッドマン このページのTOPへ クリスマスダンジョン(2) ジンジャーブレッドマン おもちゃの木馬 長靴猫 ポストマン メモ:倒す順番 パターンA:ポストマン「強者は強者を見抜くもの!問答無用!来い!」 ポストマン → 長靴猫 → おもちゃの木馬 → ジンジャーブレッドマン パターンB:おもちゃの木馬(265,500)「ムチは早く打たれるほうがよい」 おもちゃの木馬 → ジンジャーブレッドマン → 長靴猫 → ポストマン パターンC:ジンジャーブレッドマン「何だ?何のようだ?どうして俺に声をかける?! 俺が一番弱いから消そうって思ってんだろう?! そうだろ?!ひどいぜ〜。」 ジンジャーブレッドマン → おもちゃの木馬 → 長靴猫 → ポストマン パターンD:長靴猫「へへ〜!あたしと遊んでくれるの?!そうね、遊びましょ」 長靴猫→ジンジャーブレッドマン→ポストマン→おもちゃの木馬 パターンE:長靴猫(495,195)「あたしって悪い猫じゃないんだけど、お菓子のクズは本当に嫌いなの。」 おもちゃの木馬→ポストマン→ジンジャーブレッドマン→長靴猫 パターンF:長靴猫「何?おもちゃの木馬を攻撃するですって?ダメ!絶対ダメ!」 ジンジャーブレッドマン→ポストマン→長靴猫→おもちゃの木馬 判別基準1:ジンジャーブレッドマン(85,310)台詞 「あの長靴猫まじでムカツクぜ!」→パターンA 「あ〜。マジ?俺を最初に攻撃するなよ。俺が一番弱いみたいじゃないか!」→パターンB、D、E 「何だ?何のようだ?(語尾)ひどいぜ〜。」→パターンC 「何だ?何のようだ?(語尾)ひ〜ど〜い〜ぜ〜。」→パターンF 判別基準2:ポストマン(140,230)台詞 「強者は強者を見抜くもの!問答無用!来い!」→パターンA 「一番強い者がラストボス!当たり前のこと!もっと強くなってかかってこい!」→パターンB 「一番強い者がラストボス!当たり前のこと!」→パターンC 「おもちゃの木馬のやつ。やることなくて遊んでいるように見えるが、実は優しくていいやつだ!」→パターンD 「強者は強者を見抜くもの!かかってこい!!ふむ・・・・・・。しかし、どうしても私の友達が経験をしたいようだな。」→パターンE 「弱者を守るのが強者の義務!私を倒すまでは他のやつらには指一本触れさせないぞ。しかし・・・・・・。なんとなくあのお菓子のクズは守ってやりたくないな。」→パターンF このページのTOPへ クリスマスダンジョン(トナカイ(ルドルフ)の部屋) 敵の出現は無し このページのTOPへ クリスマスダンジョン(3) キャラクターLv200未満は進入不可。 悪霊の箱 グリシー ミヌ このページのTOPへ クリスマスダンジョン(4) 侵入時に「優しい人の証」1個を消費(入手法) イグルージャム ジャンピングパペット ピンガ キャスピー ミヌ ユキ丸 おもちゃの兵隊 狂戦士トナカイ 10→11 ↑ 9 7 ↑ ↑ +−−+−−−−+−+ l l 3F→+ +→5 l 4F l 3←1←+ +→4→5F l l +−+−+ +−+−+ ↓ l l ↓ 8 l l 6 +++ ↓ 2 4Fの敵を全滅させると1へのポータルが出現 1のスイッチ操作で2へのポータル 箱を開ける 2のスイッチ操作で3へのポータル 箱を開ける 3の敵を全滅すると4へのポータル 箱を開ける 4のスイッチ操作で5へのポータル 箱を開ける 5の敵を全滅すると6へのポータル 箱を開ける 6のスイッチ操作で7へのポータル 箱を開ける 7のスイッチ操作で8へのポータル 箱を開ける 8の敵を全滅すると9へのポータル 箱を開ける 9のスイッチ操作で10へのポータル 箱を開ける 10のスイッチ操作で11へのポータル 11の敵を全滅すると5Fへのポータル 箱を開ける クリスマスダンジョン(5) おもちゃの兵隊 狂戦士トナカイ マッチ売りの少女 このページのTOPへ クリスマスダンジョン(サンタの部屋) 狂戦士トナカイ イーブルロース 女王ディベルティス このページのTOPへ
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改造コード作成サービス 当ページでは、コードの作成サービスを行っております。 管理人の都合により、コード作成サービスは中止致しました。 改造コードを作成したい方はこのサイトのソフトをお勧めします。 上記で紹介したソフトは無料で、とても簡単にコード作成が可能です。
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天鳳クリスマスタッグマッチトーナメント(2008-12-23) 12/23 20 00~ クリスマスの夜をパートナーと一緒に優勝目指して頑張りましょう ○参加に関して ・参加表明はコメントに書き込んでください 例) げの字&ルナサ チーム名:東方 ・段位、級位などは関係ありません どなたでも当店はウェルカム ・ぼっちが出来たら俺と組め ・リザーバーも随時募集 ○ルール ・東風アリアリ ・負けたら下抜け、最弱チームも決める ・飛んだ人がいるチームは必然的に負け ・トップがいるチームが勝ち上がり ・トップ取っても相方飛んだら負け ・スカイプなど直接相方と連絡を取る行為などは禁止 ○優勝したら? ・生暖かい拍手が送られます ・仙台に来たら牛タンおごってやんよ ・wikiに名前が載るよ!よ! 参加者一覧 (クリックで参加者一覧が分かるテキストファイルを開きます。) トーナメント表 (クリックで勝ち抜きトーナメント表が分かる画像ファイルを開きます。) 負け残りトーナメント表 (クリックで負け残りトーナメント表が分かる画像ファイルを開きます。) 優勝は猫が鳥を喰う瞬間(深鳥&ねこポム)チームでした。 おめでとうございます
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 作者:魂王国 作品概要 後でここに記載 ジャンル 作品を読む
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なんというダメゴ http //www.nicovideo.jp/watch/sm9033179 fつい そういや、伝説ふっきレポよろw
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壱 弐 参 極 名前 [クリスマス]村雨丸 (くりすます むらさめまる) セリフ 壱 「マタ、バカサワギカ?」 弐 「ナンダ?ナニカクレルノカ?」 参 「ケーキ…トイウノカ。ナカナカウマイナ」 極 「ダマッテウケトレ…ジロジロミルナ」 解説 斬れば、刀身に帯びた霧が血を洗い流す、と言われた名刀。持つ者の力量を見定めるともいわれる。 レアリティ 必要法力 攻 防 知 壱 SR 22 3110 2610 2710 弐 3430 2880 2990 参 3770 3170 3290 極 4150 3490 3620 術式名 属性 MAX Lv 効果 専:霧心 水 7 敵単体の攻防ダウン お邪魔戦術式 発動率 攻撃力アップ 中 備考:
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94 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/12/24(火) 10 44 03.11 ID ??? ワシヤ「ヨーツンヘーイム!ヨーツンヘーイム!ヅダがー飛ぶー」(ジングルベルのリズムで) モニク「ワシヤ…何?その歌」 ワシヤ「え?クリスマス限定社歌でしょ?」 モニク「そんなものはない」 ワシヤ「え?でも、皆、歌ってますよ?」 ヘンメ「ヨーツンヘーイム!ヨーツンヘーイム!弾をー撃つー!」 ソンネン「ヨーツンヘーイム!ヨーツンヘーイム!ドロップ喰うー」 ホルバイン「ヨーツンヘーイム!ヨーツンヘーイム!ヒャッハァァァ!!」 カスペン「ヨーツンヘーイム!ヨーツンヘーイム!待たせたなー!!」 デュバル「ワシヤ。歌詞が少し間違っている。ヨーツンヘーイム!ヨーツンヘーイム!ヅダが翔ぶー!!だろう」 ワシヤ「あ、そっか」 モニク「どうでもいい」 デュバル「どうでもよくない!カッコ良さが違うだろう!!」 モニク(何なのよ…まさか、マイも浮かれて歌ってるんじゃ…?) マイ「ヨーツンヘーイム!ヨーツンヘーイム!ヅダがー逝くー」 デュバル「貴様ぁぁぁ!!ヅダはゴーストファイターでは(ry」 ワシヤ「ハハハ!マイの歌詞が一番社歌にお似合いだな!」 モニク「もうやだこの会社」 ヨーツンヘーイムはクリスマスも平和です
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そんな二人のクリスマス ――街じゅうが、幸せに染められていく時。 クリスマスをそんな風に言ったのは、意外にもあの人だった。 「朱音、あとどのくらい?」 放課後の教室で、同じクラスの里奈に言われてはっとした。 そういえば、一緒に帰る約束してたんだ。 気付けば、もう何時間もやってたみたい。 「ごめん。もう終わらせるね」 ほどけないように慎重に片付けて、コートを着てマフラーもしっかり巻く。 すっかり枯れきった街路樹が立ち並ぶ中を、てくてく歩く。 たまに強く吹く風に顔をしかめながら、里奈が口を開いた。 「にしてもがんばるねー。親とかなんか言わない?」 「言われるけど……しょうがないもん。今のままじゃ絶対間に合わないし」 「まあ、浪人して欲しくないって気持ちはわからないでもないけどねー」 高3の、2学期の終わり。 あたしはクリスマスプレゼント作りに勤しんでた。 久しぶりに慣れない編み物とかやってみたら、思ってたより勘が鈍ってて、何度も何度もやり直して、結局2日前になった今日も、できあがっていない。 もちろん、来月から本格的に受験も始まる。今は、そんなことやってる場合じゃないって、わかってる。 ――でも、どうしても、間に合わせないとだめだから。 半分受験は諦めるつもりで、毎日ほとんど徹夜で編み続けてる。まだ、先は見えない。 里奈と別れて家に着いて、部屋に入るなりまた始める。 黙々とやってると、いろんなことが頭を巡る。 まぁ、いろんなことって言ってもほとんどはこれをあげる予定の人、真柄一哉のことなんだけど。 高2のときからつきあい初めて、そろそろ1年。 あいつはずっと、県外の大学を受けたいって言ってて。 あたしは地元でやりたいことできる場所があるから、ここに残ることに決めて。 だから、来年の春からは別々の場所で、別々の生活をしなきゃいけない。 正直、そんなに離れても続くほど、深いつきあいでもない(とあたしは思ってる)から、それが原因で終わっちゃうのは覚悟してる。 でも、だからこそ、最後かもしれないクリスマスぐらいは――何かしてあげたいなって。受験にも絶対受かって欲しいし。 そう決心して、プレゼントは買うんじゃなくて作ろうって思った。 一哉は、そういうイベント事にあんまり関心がなくて、プレゼントはくれたりするけど、それもあたしがあげてるからって感じで。 それでもいい。 あたしが一緒にいたいと思うのは、いつだって一哉だから。 そう思ってるのは……あたしだけじゃないよね? 二日なんてあっという間に経って、クリスマスイブ。 一哉の予備校が終わるのを待って、夕方に待ち合わせた。 ……やっぱり、いつもの通り待たされたけど。 「悪い、遅れたー」 「いいよ。それより、どうするこれから?」 「とりあえず飯食わない? 俺すっごい腹減って」 「あたしもー。じゃあなんか食べに行こっか」 駅前の大きな通りは、木々に付けられた電飾や、ショーウインドウに置かれたクリスマスツリーの明かりで思い思いに輝いてる。 2人でゆっくり過ごせるのもこれが最後かもしれないから、何となく寂しくて、言葉も少なくなった。 落ちた葉っぱの積もった道を、ゆっくりと歩く。 ふいに、 「危なっ」 一哉が短くそう言って、あたしの腕を引っ張った。 後ろから来てた自転車に気付かなかったみたい。 「ご、ごめん……ありがと」 「チャリにだって、轢かれたら結構痛いんだからさ。もっと気をつけて歩けよな」 いや、痛いとかってレベルじゃないと、思う。 ってつっこみは呑み込んで、いつのまにかつながれてた手を握り返す。 ほんと、こういうとこ抜け目なさすぎ。 人前で何かしたりって、嫌がりそうに見えてこっそりやったりするんだから。ちゃっかりしてるよね。 つないだ手を一哉のコートのポケットに入れて、また歩き出す。 「ホントお前見てると危なっかしくてほっとけない」 「危なっかしいって……。一哉いつもそう言うけど、あたしとつきあったのって、やっぱほっとけなかったからなの?」 「あのなー……それだけでこんな1年もつきあうかっての。好きじゃなきゃ、つきあわないって」 「そう、だよね……」 「何だよその煮え切らない返事はっ。結構恥ずかしいこと言ったのに」 「あ、そうなの!? ごめんね流しちゃって」 「ったく……」 呆れたようにあたしを見て、すぐまた前を向いてしまう。 あんまり自然すぎて、大事なこと言われたんだって気付くのが遅かった。 よくよく考えたら、確かに恥ずかしいか……。 「ごめんってばー。あたしも一哉のことすごい好きだから安心して」 「何言い出すんだよいきなり!」 「だって言いたかったんだもん。いーじゃない」 不意打ちには、不意打ちでお返ししないとね。 それに、会えなくなるまえにきちんと言っとかないと。 一哉の照れっぷりをからかいながら、よくご飯を食べに来る店に到着。 さすがにクリスマスイブだけあって、店内は混み気味。 十五分くらい待って、やっと席に着けた。 「やっぱり混んでるねー」 「クリスマスだしな。さてと……何食うかなー」 いろいろ悩んだけど、結局いちばんよく食べてるやつにした。 予備校からちょうどいい距離にあって、3年になってからはよく来るようになってた。 あたしたちでも気軽に食べられる値段の、イタリアン料理のお店。 もう、2人でここに来ることもないのかもしれないな。 そう思ったら、せっかくしまいこんだ寂しさが込み上げてくる。 「朱音。あのさ」 「うん?」 「俺が地元に残るって言ったら、お前どうする?」 「残るの?」 「まだ、いくらでも変更はきくだろ。で、どうする?」 「どうするって……。正直、嬉しいけど……でも……あたしのせいで、一哉の進路変えさせたりなんてしたくないよ」 「俺は、お前にそんな顔して欲しくないんだ」 真顔で言われた一言に、息が一瞬止まった。 「俺にはずっと行きたかった大学があって……最初はそればっかりで、残されるお前のこと全然考えてなかった。でも、何かあるたびにそんな顔されたら、……どうしていいかわかんなくなるんだ」 「そんな、あたしのことなんて考えなくていいから。一哉のしたいようにすればいいよ。寂しいけど、一哉には一番やりたいことやって欲しいもん」 そう、離れたら確かに寂しいけど、これも本音。 一哉がやりたいことやろうとしたとき、邪魔になりたくない。重荷になりたくないの。 だから、あたしのために進路変えるなんてしないで。 「朱音のそばにいることが、俺のやりたいことだったら?」 「え……」 「もう決めなきゃいけないこんな時期になって、まだ迷ってるんだ。会う時間が少なくなって、離れるときのこと考えなきゃいけなくて。こんな状態の俺とつきあってて、お前にプラスになることってあるか?」 真剣に悩んでる一哉を見て、初めてそんなに悩んでるんだって知った。 今までずっとあたしのこと助けてくれて、支えてくれて。忙しいのに、こういう大事な日にはちゃんと会ってくれて。 そんな一哉が、あたしにとってマイナスになることなんてなんにもないのに。 ずっとそれで悩んできたのかと思ったら切なくてしょうがなくなって、気が付いたら泣いてた。 「朱音!?」 「違うの、一哉にそんなに悩ませてたなんて気が付けなくて……ごめんね? プラスだらけだよ。あたし、一哉とつきあっててマイナスだと思ったことなんて何にもない」 「本当に?」 「ホントに。どうしてそこで自信失くすのよ……一哉はたくさんあたしに幸せをくれてるのに」 もしかして。 あたしがそれをきちんと態度で示さなかったから? 「どうしてって言われても……。この間会ってから今日まで、いろんなこと考えてたらだんだんそう思えてきたんだよ」 「思わなくていいのに……ホントに」 「だってさ」 一哉はふと、窓の外に視線を移した。 電飾に溢れた通りを行き交う人はみんな、プレゼントやケーキを持っていたり、とっても幸せそうで。 自分と同じぐらい大きなクマのぬいぐるみを持った女の子が、何だか目に付いた。 「街中が、こんなに幸せそうになってく時に、お前は俺といて幸せなのかってふっと思ったんだ」 なんで。 なんでそんなに、あたしのこと考えてくれるの? どうしてそこまで、真剣に悩んじゃうの? 「……ありがと」 すごく素直に、その言葉が出ていた。 「そう考えてくれるだけで、すっごく幸せだよ、あたし」 そこまで考えてくれるのに、絶対不幸せなはずがないよ。 だから、自信持って。 自分は誰かを幸せにできる力を持ってるって。 「そういうこと言うから、ますます離れたくなくなるんだよ」 って、またちょっと呆れたような顔をした。 「何それ。あたしのせい?」 「もー100%お前のせいだね」 「すぐそうやって人のせいにするんだから。……でも、ホントにこの先のことはあたしのこと抜きにして考えてね。どういう決断しても、あたしは何にも言わないから」 「ありがとう。そうだ、これ」 一哉はポケットから何か小さな箱を出して、あたしの方に差し出した。 「プレゼント。もうすぐ1周年だからそれも込みにして」 「じゃああたしも」 どうにか間に合ったそれを、一哉に渡す。 「ね、開けていい?」 「うん。俺もいい?」「いいよ」 ゆっくりと包みをほどくと、中から出てきたのは薄い水色の石のピアスが1コ。 「わーキレイ……これ何の石?」 「ブルートパーズ。片方しか開けてないよな?」 「うん。じゃあ、もう1コは?」 「これ」 そう言って一哉は横を向いて耳を見せた。 そこには同じ石が光ってる。 見慣れないのしてるなぁとは思ってたけど……まさかこんな仕掛けがあったなんてね。 あたしのプレゼントを開けた一哉は、目ざとく言った。 「もしかして、朱音が編んだ?」 「え、な、なんでわかったの!? やっぱり下手!?」 「違う、そうじゃなくて……。なんとなく思っただけ」 勘ですか。 ああもう本気で焦った。 「いつの間にこんな……大変だっただろ?」 「ちょっとね。もうずーっと勉強してないかも」 「相変わらず一点集中だなー」 「いいじゃない。間に合わないかと思ったんだもん。勉強は、また一哉に教わりに行くから」 「ああ、いつでも教えるから。っていうか早く来いよ?」 本気で勉強してないあたしを心配してる一哉は、少し笑える。 そういう生真面目なとこも、大好き。 「食べ終わったら、ツリー見に行こうよ。広場の」 「そうだな。いい感じに暗くなってきたし」 「楽しみー♪」 それから、楽しくごはんを食べて。 また手をつないでゆっくりゆっくり歩いて、ツリーを見にいった。 先のことはどうなるかわかんないけど。 今は、幸せに染まってる街に負けないぐらい幸せ。 ってちょっとだけ態度に表してみようかな。 また不安にさせないように、ね。 fin.